こんにちは、いまおい きよです。
前編後編に分けて失礼にならない年賀状の書き方を中心に
年賀状の書き方の注意点を記しています。
前編:裏面(文面)の書き方 (前回の記事にジャンプします)
後編:表面(宛名)の書き方 (今回の記事です)
今回は、後編:宛名の書き方についてです。
◇◇◇
#1宛名は縦書き?それとも横書き?
宛名の向きは裏面のデザインに合わせます。
裏面が縦書きなら縦、裏面を横に書いたら横に書きます。
こちらも裏面のデザインと同様、縦書きが一般的です。
友達や家族などにはそこまで拘らなくても良いかもしれませんが、
上司や恩師、目上の方には縦書きで送る方が失礼がないかと思います。
#2:相手先の住所の書き方、注意点
・相手先の住所を書く時は、きちんと都道府県から書くのがマナーだそうです。
・数字を書く時は、
縦書きなら漢数字(一、三、五、十など)を、
横書きならアラビア数字(1、3、5、10など)を使います。
・マンション名も分かっていれば、マンション名もきちんと書きます。
マンション名は住所よりも少し下がった所から、住所よりも少し小さく書きます。
#3:相手の名前の書き方
相手の名前の書き方で注意したいのは
まず名前を間違えない事!
サイトウさんでも「斉藤」「斎藤」「齊藤」「齋藤」「西藤」とあったり
ワタナベさんでも「渡辺」「渡邉」「渡邊」があったり
タカハシさんも「高橋」「髙橋」がいらっしゃいます。
旧字体は難しいですが、意外と多いので注意が必要です。
次に注意したいのが敬称の付け方です。
敬称とは、
1: 人名や官職名などの下につけて、または単独に用いて、その人に対する敬意を表す語。「様」「先生」「君」「ちゃん」など。
2: 相手または相手方の事物について、敬意を表す言い方。
「あなた」を「貴兄」、「相手の原稿」を「玉稿」という類です。
今回言う意味の敬称は1番の意味での敬称です。
相手の名前の書き方は、仕事のお付き合いなのか
仕事以外のお付き合いなのかで分けて説明していきます。
まずは仕事以外、プライベートでのお付き合いから。
お友達や家族、親戚、恩師などに宛てる場合になります。
仕事以外のお付き合いの方への宛名の書き方
① 個人宛で書く場合は、
「様」をつけて書きます。
友達でも家族でも後輩でも同様に「様」になります。
苗字と名前の間に少しスペースをつけると読みやすくなります。
②複数人に宛てる場合、
名前を並べて書き、それぞれに「様」をつけます。
お相手がご主人と奥さんの場合など、3、4人くらいまでなら
並べてこちらの書き方で良いと思います。
並び順は、世帯主→配偶者→子どもの順になります。
お子さんの場合は、「ちゃん」「君」も敬称なので使えます。
仕事のお付き合いでなければ、苗字を全員分書く必要はありません。
③家族全員に宛てる場合、人数が多い場合は
「〇〇家御一同様」と書くことも出来ます。「様」も忘れずに!
先に代表者の名前を書いた方がより丁寧になります。
「〇〇 〇〇様・〇〇家御一同様」
④恩師や先生に宛てる場合、「先生」が敬称になりますので
そのあとに「様」は不要です。
「先生様」と書いてしまうと敬称が重複していることになります。
個人的なお付き合いであれば「様」でもOKです。
仕事関係のお付き合いの方への宛名の書き方
①個人名宛で書く場合は
まず会社名を先に書き、次の行に個人名を書きます。
会社名は(株)や(有)と省略しない事。株式会社、有限会社と省略せずに書きます。
NG例▶︎「〇〇(株) 代表 〇〇 〇〇様」
個人名を書くのであれば、会社名に敬称は不要です。
NG例▶︎「〇〇株式会社御中 代表 〇〇 〇〇様」
肩書きが分かるなら、個人名の上に肩書きをつけます。
肩書きには敬称はつけません。また、肩書きは敬称にはなりません。
NG例▶︎「〇〇株式会社御中 〇〇 〇〇社長」
②複数人宛で書く場合、
仕事以外のお付き合いの場合は、苗字は省略して書いてもOKですが
仕事関係の場合、たとえ家族であっても苗字は省略できません。
NG例▶︎「〇〇株式会社 代表 〇〇 〇〇様 ◇◇様」
③会社宛で書く場合
会社宛の場合は敬称が「御中」に変わります。
NG例▶︎「〇〇株式会社様」
④部署宛で書く場合
部署の場合も敬称は「御中」になります。
続けて一行に会社名と部署名を書くか、
先に会社名を書き、次の行に部署名を書きます。
NG例▶︎「〇〇株式会社御中 ◇◇部様」
#4 自分の住所、名前の書き方
縦書きで書く場合は、
切手の幅か下の郵便番号の枠の幅の範囲に納まるように書きます。
相手の住所よりも小さい文字になりますが、
あまり小さく書きすぎて見えないのも失礼にあたります。
裏面に自分の住所氏名を印刷している場合は
表面に書かなくても失礼にはなりません。
おまけ:出していない相手から年賀状が届いた時は…
本来は松の内(一般に1月7日までとすることが多い)に届けばOK
失礼にはあたりません。
もし、松の内に間に合わなければ寒中見舞いとして立春までに(2月4日ころまでに)送りましょう。
自分が喪中だったのに、それを知らなかった方から年賀状が届いた時にも
寒中見舞いで挨拶するのが良いそうです。
◇◇◇
なんだか色々と決まり事があり
師走の忙しい時期に大変な気がするかもしれませんが、
年が明けて年賀状が届くというのはやはり嬉しいものです。
捨てずに取っておかれる方も多いかと思いますので、
誰に見られても恥ずかしくないよう
きちんとしたもの、心のこもったものを出したいですね。
以上。年賀状の書き方でした
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