気に入った布で座布団カバーをつくる・その2・裁断

kiyo
身体にいいモノやコトが大好き。お料理のレシピも書いています。失敗談も多々あり。
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こちらの記事はただいま、もっと見やすく分かりやすくなるよう書き換えています。もうしばらくお待ちください。 2016/07/01 暮らし家 きよ

前回の「その1・生地を選ぶ」に続いて、今回は裁断です。

裁断の前は少し緊張します。
これで合っているよね?など頭で一通り確認しても、たまに間違えてしまったり。
もう一度足りない分の生地を買い足すこともありました。

「段取り8の仕事2」とよく言いますが、裁断もその通りだと思います。

段取りが多く、実際の裁断はあっという間です。
縫い物で考えても、縫う過程はあっという間で、その前に裁断を含めたいろいろな段取りがあります。

地味で面白くなさそうな段取りですが、段取りをしっかり行うことでいいものが作れます。
バッと切ってガッと縫った服は、ちょっと雑でいいものとは呼びにくいですよね。

段取りをしっかりこなせば、裁断の時も安心してハサミをいれることができます。




裁断する箇所に印をつける

裁断と言ってもいきなり切るのではなく、どこを切るのか印をつけてから裁断します。

印付けにもいろいろあり、洋服などの場合は型紙を作るところから始まり、出来上がり線をひいたり、長いものには途中に合印をつけたりもします。
が、全ては縫製しやすく、間違えにくくするための段取りです。

座布団は四角形でかんたんなので、裁断するところにだけ線をひきます。

印付け~裁断に必要なもの

DSCF8128_1
・長い定規(L字形のものがあれば便利)
・チャコペン
・はさみ(出来れば布用のものを。無ければよく切れるものを使います。)

布を大きく広げるので、畳や大きめのテーブルの上で行うと作業がしやすいです。
無ければ、床など広く平らな場所に広げて行いましょう。

今回の裁断では、下のイラストのように裁断されます。
座布団はまっすぐな部分が多くサイズも大きいので、生地を二つ折りにして裁断すると楽になりますので、この方法で説明していきたいと思います。
ファイル 2016-06-08 17 49 40

布幅により、生地の使い方を決めます。

印付けに入る前にまず、どうやって生地を使えば一番うまく裁断できるのか、を考えます。
生地を買う時に用尺(ようじゃく)を見積もりましたが、ここでは実際に生地の上に型紙を置いて一番うまく裁断できる方法を決めます。
といっても、今回の座布団制作では型紙を作っていませんので、布幅と柄によって裁断のしかたは以下の3パターンです。

ファイル 2016-06-09 15 19 17 ファイル 2016-06-09 18 06 28

生地の柄によっては、方向や向きが一定の生地があります。
(例えば、花柄が同じ方向で描かれていたり、動物柄も同じ方向のものが多いです。ボーダー柄やストライプ柄も含まれます。)
そういった生地を使う際は、裁断のしかたによって出来上がりの柄の出方が変わりますので、その点も考慮して裁断の仕方を決めなければなりません。

上のイラストのA、B、Cパターンが実際に出来上がると下のイラストのように柄がでます。

ファイル 2016-06-09 18 08 03

前回の「生地を選ぶ」の記事でお話しましたが、
生地の幅には、90cm、100cm、120cm、150cmのサイズがあります。

Aパターンは幅が、60.5cm×2=121cm必要になりますので、150cm幅の布を使えばAパターンでも裁断が可能となります。
例えば、座布団カバーを奇数枚つくりたい場合には、150cm幅の布を使ってAパターンで裁断すると用尺が少なくて経済的です。
その場合は、柄の向きや方向のない生地を選ぶことをおススメします。

布幅が120cm、150cm(偶数枚作成)の場合はBパターン、
布幅が90cm、100cmの生地を使用する方はCパターンが良いかと思います。

印付けのために、まずは生地を中表にして畳みます。

中表(なかおもて)とは、生地の表が内側になるようにすること。

下のイラストのように、地の目を意識しながら中表に畳みます。

Evernote Camera Roll 20150104 155923

地の目とは、
生地のたて糸とよこ糸の布目のことを言い、地の目を直すことを地直しと言います。

布巾が広く長辺が横に取れる場合は、上の図のように縦半分に畳んだものに印を付けていきます。
この時のポイントは、無理に端と端で合わせようとせず、地の目を見ながら自然に耳と耳を合わせること。

布の耳と言うのは、布端の縦の部分(ほつれてこないように加工されている部分)を指します。

畳んだら、印付けを上記の図、左のイラストのように行っていきます。
何枚も作る場合はこれを連続して裁断します。
後ほど手順を説明しますので、どんな感じになるのかご参考まで。

布巾が狭くて横には取れない場合は、一枚づつ裁断します。
上記の図、右のイラストを参考になさってください。

DSCF8134_1

このようなL字型の定規があれば、直角を出しやすく作業がしやすいです。
上の図で記した黄色いラインを、実際に布にも書いていきます。

長辺の半分の長さを測り、印を付けます。

今回作る座布団のサイズは、幅(横)52cm×奥行(縦)58.5cmです。

前回の記事で用尺を見積もる時の計算式をもう一度当てはめて計算します。

幅(横)は52cmにゆるみを全体で1cm入れ、縫い代も1cmづつ両脇に入れます。
計算式はこうなります。52+1+1×2=55
奥行(縦)は58.5cmですが、座布団の正面には縫い目が出ないようにしたいので、座布団の裏と表の分を一枚の布で作ります。

奥行にも全体で1cmのゆるみを入れ、縫い代はファスナーをつけるので1.5cmとります。
計算式はこうなります。(58.5+0.5+1.5)×2=121

Evernote Camera Roll 20150106 160024

布巾が広く横に取れる場合で説明していきます。

まず、輪になっている方から60.5cm(*1)測って印をつけます。
図の黄色い線がチャコペン印を指します。同じように線を引いてみてください。
その後は、図のように20~30cm間隔くらいで印を付けます。

チャコペンの色は、生地に対し出来るだけ目立たない色を使ってください。
チャコペンは一応、洗濯すれば消えるとなっておりますが、実際はこすり洗いなどしないと一度の洗濯機洗いではなかなか消えません。
色がつきにくい場合の裏技として、鉛筆の芯をペロっと舐めてみてください。
舐めるのが気になる方は濡れティッシュなどにちょいとつけてみてください。
色がつきやすくなりますよ。

(*1;60.5cmという数字は用尺の長辺121cmの半分です。なぜ半分になるかというと、布を半分に折っているからです。
はさみで切る時は2枚重ねて切りますので、輪の部分でつながり長く裁断できるというわけです。クッションカバーを作る場合等サイズが異なる場合は計算してみてください。)

先ほどつけた印を実線で繋ぎます。

Evernote Camera Roll 20150106 160000

短い辺を測り、印をつけます。

Evernote Camera Roll 20150109 125507

ここでは55cmですが、サイズが異なる場合はそのサイズで印を付けます。
長い定規を使っても50cmくらいだと思うので、3箇所くらい印をつけます。
お使いの定規がもっと短い場合は、もう少し細かく印をつけてくださいね。

付けた印を実線で繋ぎます。

Evernote Camera Roll 2015

直角に気をつけながら実線で繋ぎます。
上記の図では、2枚分の印付けができました。

裁断します。

チャコペンで引いた線上を裁ちばさみで裁断します。
2枚折り重なっていますので、2枚一緒に切ります。
裁ちばさみが無い場合は、良く切れるはさみを使ってください。

裁断時のポイントは、
布を手で持ち上げて切らないこと。2枚に誤差が生じてしまいます。
布はテーブルの上に置いたまま、静かにはさみを入れて切ってください。

伸び止めテープを貼り付ける・次回の予習

次回、縫製の記事で伸び止めテープを貼る手順をご紹介します。
ここではちょっとだけ余談として、なぜ伸び止めテープを貼るのか。という補足の説明をさせていただきます。

なぜ、伸び止めテープを貼るかというと、ファスナーを開け閉めする際、周辺の布を持って開け閉めしますよね。
それによって、生地が伸びたり傷んだりしにくいように生地を補強する役割があります。

伸び止めテープが絶対に必要!という訳ではありません。

座布団カバーに関しては、伸び止めテープは省略しても構いません。
というのも理由が3つあり、
・まず、生地自体が厚手で強いこと。
・そして、スカートなどのファスナーに比べ、座布団のファスナーは開け閉めする機会が少ないこと。
・実は、お店で売られている座布団カバーの多くが伸び止めテープは貼られていないから。

私も今回迷いましたが、丁寧に作れるのも手作りのいいところで、もう一手間で丈夫なものになるならやろう。と思い貼りました。
せっかく丁寧に作ったもの。出来るだけ長く使いたいものです。

ということで、次はいよいよ縫製です。「気に入った布で座布団カバーをつくる・その3・縫製」
縫製の記事からファスナーの縫いつけ方のページにジャンプします。
そちらで伸び止めテープの貼り方をご紹介しています。
貼らなくてもいいやという方も、ファスナー位置の印だけはつけてください。

お裁縫を楽しんでいらっしゃる方がたくさん。

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