やり方手順
1:原木を用意します。(木を伐採する場合は冬の間に)
原木にはクヌギ、コナラ、ミズナラが最適。その他、シイ、カシ、クリも使用可能です。
直径5cmから20cm位の原木を80cmから100cm位にチェンソー等で切り分け、家まで運びます。
売られているものだと直系10cmくらいのものが多い気がします。
運ぶ際にあると便利なのはやはり、一輪の手押し車(ねこ車)か運搬機。
木を持つ際は持ち運び用のトングがあると便利です。
このトングはあまり知られていないようですが、林業ではお馴染みの道具だそうで重い木材も簡単に持ち運べます。
地面に置いた木をかがんで持ち上げると腰に負担がかかりますよね。
これを使えば、かがむことなく片手での作業も可能ですので、腰に負担がかかりませんし、作業効率も上がります。
かんたんに使えますので、女性にこそオススメです。薪作りにも重宝します。
2:木に穴を開けます。(11月-5月上旬までに)
電動工具のドライバーをお持ちでしたら専用のドリルビットを取り付ければ楽に作業が進みます。
電動ドライバーをお持ちでない場合は専用のハンマーがあります。数が少ない場合には良いかもしれません。
使ったことがないのでよく分かりませんが・・
ただ、一本の木に20-30箇所くらい穴をあけますので、本数が多い場合は電動工具の使用をおススメします。
穴をあける間隔は種駒を購入した時のパッケージに図解で分かりやすく書かれていると思いますので、そちらをご参考に。
3:種駒を木に植え付ける。(11月-5月上旬までに)
手順2であけた穴にハンマーで駒を入れていきます。
表面が平らになるように入れていきます。
いつも我が家で使う菌は、ドクターモリ(森産業株式会社)のものを使っています。
しいたけ栽培の第一人者のような存在の方で、きのこの栽培を専門的にやられている会社なのでそちらのものを使用しています。
4:仮伏せ(菌を植え付けてから4-5月頃まで)
高さ30-40cmの山になるよう寝かせた状態で重ねていくか、縦にしたものをまとめて、その上にワラなどを覆い被せます。
その後、散水をし、5-6日ごとに散水をします。この間、中の温度が25℃を越えないようにするそうです。
この作業は、種駒からの発菌と初期のまん延を促す為に行うそうです。
この段階を私は省略してしまいましたが、初めの年から沢山のしいたけを収穫できました。
5:本伏せ(4-5月頃)
しいたけの栽培場所に木を運び、立てかける作業です。場所は下記のような感じの場所を探してください。
・雨が当たる場所(当たらないと自分で散水をすることになり大変です)
・光がちらちら当たる場所
・風通しの良い場所
気持ちの良さそうな場所ですよね。竹林などに置く場合は、ある程度伐採をして光や風の調節が必要かもしれません。
いずれにしても、ちょくちょく見に行ける場所の方が便利です。
立てかける方法は場所や湿度によって適したものがあります。
・湿度低め、通風◎ 広葉樹林、松林等…よろい伏せ(もっとも一般的)
・湿度高め、通風△ 杉林…井桁積み(キャンプファイヤーのよう)
・湿度高め 平坦地 …合掌伏せ(我が家はコレ。しいたけが採取しやすい)
この後、2年目に行う「ホダ起こし」も我が家では省略しています。これは省略し本伏せの場所できのこを発生させても良いと説明書きがありました。
これで手順は以上です。
まとめ
説明書きだけ読むと、とっつきにくい気がするかもしれませんが、簡単なことばかりです。
一度やってみるとだいたいの流れも分かり、グッと身近になると思います。
きのこってこうやって出来るんだなぁと、採取するときは嬉しくなってしまいます。
子供だけでなく、この喜びは大人も同じ。味わう事で正に、喜びを噛みしめられます。
また、干ししいたけがたくさん出来た時もなんだか達成感と嬉しさがあります。笑
ただ、木は結構重さがありますので、旦那様の助けが必要になるかもしれません。
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