伸び止めテープの使い方・上手に貼るためのコツ

裁縫のTips・コツや使い方など

伸び止めテープとは?

伸び止めテープは、ストレートテープとも言います。
薄手の接着芯が縦に細長く裁断されたものです。

幅は、10mm、12mm、15mm があります。町の手芸屋さんでは10mm、15mmをよく見かけます。
色は、白と黒があります。生地の色に合わせて選びます。
また、縫い付けるタイプのものとアイロン接着のタイプと2種類ありますが、アイロン接着の方がかんたんですのでそちらをオススメします。

どういう箇所に伸び止めテープを貼る必要があるのでしょうか?

・ファスナーを縫い付ける開きの部分に貼る場合
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上記のイラストは、縫い代幅1.5cm、伸び止めテープも1.5cm幅のものを使用しているイラストです。
縫う部分に少しかぶるように貼りたいので、布端から5mm離して貼っています。
また開き止まり部分でも、+1.5cmづつ開き止まりより長く貼っています。

・洋服で生地を斜めにカットする、肩の部分やアームホール(袖ぐり)(注1)など
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上記のイラストは、縫い代幅1cm、伸び止めテープも1.5cm幅のものを使用しているイラストです。
縫う部分に少しかぶるように貼りたいので、1cmの伸び止めテープを使用する際は、布端から5mm離して貼ります。
(注1)アームホール(袖ぐり)の場合はカーブが強いので、伸びるタイプのバイアステープを使います。

なぜ伸び止めテープを貼る必要があるのでしょうか?

伸び止めテープの役割は、生地の補強のためです。

ファスナーは、何度も開けたり閉めたりすることが多く、実はとっても力がかかる場所なんです。
伸び止めテープを貼っていないとたとえ厚手の生地を使っていても、生地に直接負担がかかるので使っているうちに生地が裂けてしまったり、破けてしまいます。
なので伸び止めテープを貼って、力が多く加わる部分の補強するようにします。
伸び止めテープをファスナーの開き止まりよりも、少し長めの位置まで貼るのは補強のためです。

洋服の肩部分は、実際に型紙を生地に置いてみると分かりますが、生地を斜めに裁断することになります。
生地を斜めに(バイアスとも言います)使うと、伸びるというのがメリットになりますが、
洋服の肩部分だけ斜めと言うのは、そこだけ伸びやすくなってしまいます。
ですので、縫っている間に伸びて形が崩れないよう肩部分に伸び止めテープを貼る必要があります。




伸び止めテープをうまく貼るコツ

伸び止めテープには裏表があり、糊がついている面がきらきらきらしています。
きらきら面を生地に合わせ、必ず上から当て布をしてアイロンをかけるようにしてください。

※当て布をしないと、テープからしみ出た糊がアイロンに付着し、アイロンが大変なことになってしまいます!
ファイル 2016-05-30 19 00 39薄くて扱いにくい伸び止めテープをうまく貼るコツは、伸び止めテープを、先に切ってしまわないことです。
貼るときは少しだけ左手で引っ張りながら貼るとキレイに貼れます。

一箇所につき30秒ほどアイロンを当てたら接着できていると思いますので、少し冷ましてからしっかり貼れているか確認します。(四隅と端がめくれなければOKです。)

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